レイジング野郎

特撮多めの不定期ブログ たま~に関係無いことも

『仮面ライダーエグゼイド』28話「identityを超えて」感想+考察

 『ゲンム』の感想記事を追記しました▼

 今回の記事は追記した『ゲンム』の記事と関連してるかもしれないししてないかもしれません。それではどうぞ。

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▼クリア~!大成功だドン!

 以前(26話感想にて)、「『ドレミファビート』含め、各ガシャットのゲームがどういうゲームなのかが解らない(ポッピーの役割が解らない)」と言った趣旨の文を書いたのだが、今回(28話)で永夢の口から明かされたね。ポッピーピポパポがどんな奴なのか。

永夢「ポッピーはプレイヤーを傷付けるような奴じゃない。プレイヤーと一緒に音楽を楽しんで、いつも笑顔でいる、優しいキャラクターだ!」

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 ↑要するにコイツみたいな立ち位置か。太鼓を叩くプレイヤーと一緒に自分もダンスを踊り、クリアすれば一緒に喜んでくれる。ポッピーもそう言うキャラクターなんだなきっと。…と、最近『ゲンム』を観た自分はそう感じてしまいました(笑)だから「ポッピーを笑顔にすればゲームクリア」と言うのは確り理に敵っていて、飛彩が行おうとした「倒す(切除する)」と言う行為は寧ろ間違いだったのかもね。
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 飛彩はゲームに興味が無い(知らない)。どのくらい興味が無いかと言うと、CRに『ドレミファビート』の台が常時設備してあるにも関わらず、それが何のゲームなのかすら微塵も解っていなかったくらい。バガモンの一件に立ち会っていない飛彩は患者を治す=バグスターを倒す(ゲームクリア)と言うのが常識だった為、ポッピーを切除しようとするのだ。「ゲーム病患者の治療法がバグスターの切除」と言うのは「風邪が風邪薬を飲めば治る」と言う事ぐらい常識な事だと。
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 飛彩は良くも悪くも患者優先で永夢は良くも悪くも仲間優先な性格。…仲間優先ってのもちょっと違うかな。でも永夢は人に深入りする性格故、その人に何かが起こるとそれが感情や行動に出やすいのが"ドクター"としての難点。3話で勇樹を救う為に体を張るのも、貴利矢の死を根に持ち、外科研修に集中がいかないのも、今回、飛彩が「これは患者の為だ!」と言ったにも関わらず、「五月蝿い!」と言って払い除けるのも永夢がその人に深入りしてしまうから。今回の患者、鮫島拳も「俺は患者っすよ!?患者よりウイルスの方を庇うんすか!?」と苦言していたが、実際、それはド正論で、ドクターの私情等、患者は知ったこっちゃ無いんですよ。飛彩が「私情は捨てろ」と助言してるにも関わらず、永夢はそれが出来ない。19話感想にも書いたが、永夢はドクター向きの性格をしてないんだよな。まあ、それをサポートするのが飛彩な訳だが。

 しかし、これは言い方を変えれば、「自身を犠牲にしてでも全ての人を救いたい」って言う事なんだよね。その為なら、何か他の策がある訳では無くても、今、目の前の誰かが死に陥ろうとしているなら、その人がそうならないように尽くすのが永夢と言うキャラクター。ポッピーの事も救いたかったけど、別に鮫島さんを疎かにしていた訳じゃあなかっただろうしね。要するに『鎧武』の葛葉紘汰みたいな感じですよ。代替案がある訳ではないが、スカラーシステムと言う大量殺人兵器が人々を襲うなら、それは兎に角ぶっ壊す、みたいな。彼ら二人の共通点は「誰も死なせたくない(擬制にしたくない)」という点である。
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 で、結果的に成功したと。この展開は地味に御都合主義を感じてしまうけど、まあ個人的にはアリです。紘汰と永夢のもう一つの共通点は「個人的な感情論が結果、良い方向に転がる事が多い」所かな。まあこの二人に限ったことじゃないけど…!

 そういや、今回のブレイブはドラゴナイトハンターZガシャット(レベル5)を使わず、態々それよりも弱いドレミファビートガシャット(レベル3)を使っていたけれど、これは高橋氏か諸田さん辺りが意図的にやったものなのかな。今回は『ドレミファビート』のキャラクターであるポッピーを描いたお話だったから。
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 「『ドレミファビート』がしたいよ…」の台詞のシーンでポッピーと永夢の間に映るブレイブ ビートクエストゲーマーって画に天才さを感じてしまう…!

▼俺がお前でお前が俺で

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 成程、パラドが永夢に過剰に拘っていた理由は、パラドは自分と対等にやり合える存在を欲しがっていたが、自分(パラド/永夢)が天才ゲーマー故、その相手が永夢(パラド/自分)しかいなかったから、て感じなのか。…なんか色々ややこしいな…!ちょっと此処に関しては考え出すと頭がパンクするので次回を待つことにしますか。

 

ではこれにて。