レイジング野郎

特撮多めの不定期ブログ たま~に関係無いことも

『仮面ライダーエグゼイド』40話「運命のreboot!」感想+考察

▼永夢には別の仕事があると思う

 以前、「永夢はドクターに向いていないのではないか?」と言う文を二度程書いた。前者では「自身の命を顧みない危険な強行突破」、後者は「仲間に情が移り、患者の命を蔑ろにする」行動をドクターに向かない(と思う)理由として書き、しかもこの二つの要素(自分より他人の命、仲間思い)は非常に主人公チックである為、もはや「ヒーローもの主人公+医者」と言う法則は成り立たないのでは?とも思っていた。
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ゲマドラ「ダブルガシャット!ガッチャーン!ダブルアップ!マイティマイティブラザーズ!ダブルエーックス!」

パラド 「…!俺は…!?」

ポッピー「パラド、生きてたの!?」

 永夢 「お前が死ぬ直前に、僕の体に取り込んで助けた。これでお相子だな、パラド。」

パラド 「どう言うつもりだ…!」

 永夢 「思い知っただろ、死ぬって事がどれだけ怖いか。勝手な行動されたら困るんだ。」

▲『エグゼイド』40話「運命のreboot!」より

 まさか終盤になってもその気持ちが変わらないとは思わなかったよ…!

 今回、パラドをボッコボコにして「死の恐怖」を訴えていたけど、態々、人の命を危険に晒して「ほら、死ぬって怖いだろ?」なんて言うドクターって「お前ほんとにドクターかよ…!」って言う行動よね。平成ライダー主人公の中でもトップクラスに相手にしたくないと言うか、こんな医者には診て貰いたくないな…!て言うか、永夢は一度パラドをゲームオーバーになりかけさせて、その後、自分の中に取り込んでいたけど、「一度死んでも(瀕死になっても)バグスターだから助けられる」って言うやり方(考え方)は、永夢が忌み嫌っていた筈である黎斗の「バグスターとしてコンティニュー出来るからね♪」って思想とそう変わらないな…!永夢の所業は相手が人間かバグスターかの違いがあるだけで、やってる事は殺人未遂よね。
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永夢「もう何を言っても無駄ですよ。病で苦しむお母さんを側で見てきた筈なのに、命が大切って言う当たり前の事もこの人には理解出来ないんだ。」

黎斗「理解してるさ。だからこそ命をデータとして復元する、君達ドクターに不可能な偉業を私は成し遂げた。」

(黎斗の胸ぐらを掴む永夢)

永夢「ポッピーごめん…、こんな人とは協力出来ない…。」

▲『エグゼイド』31話「禁断のcontinue!」より

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 永夢は「研修医」と言う事を差し引いても、あまりにもドクターらしからぬ行為が多すぎる。これらの行動を100%否定する訳ではないけど、やっぱり永夢はドクター向きの性格をしていないよね。そういや、前回(39話)で永夢が言っていたけど、パラドが永夢に感染したの、交通事故よりも前だったのね…!つまり永夢は日向審議官からゲーム機をプレゼントされる前から、ゲームには造詣が深かった、と。もしかしたら、交通事故が無ければ永夢はニコの様に天才ゲーマーとしてプロになっていたのかも知れないね。

▼カミホリ監督は物量で攻める撮り方?
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↑これが『エグゼイド』36話。
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↑これが最新話。「HIT!」の数多スギィ!!31話や『スペクター』でもそうだったけど、カミホリ監督はアイデアも良いけど、それ以上になんと言うか…演出がオーバーだよね(笑)非常にハッタリが効いている、と言うか、男の子が好きそうな演出。カミホリ監督、視聴者から評価されてるね。俺も大好きだ!でも戦闘シーンは評価されてるけど、正直ドラマパートは言ってしまえば「普通」なので、欲を言えばそっちももう少し頑張って欲しい所。『スペクター』は良かったけど。…て言うか、巨匠や諸田さんはドラマを評価されるけどバトルには興味なくて、逆に柴崎監督や坂本監督はバトルばかり評価されたりする。どちらも拘れる監督って意外といないんだよなぁ…!でも、諸田さんは最近、ギミックにも拘ってくれてるよね。画も綺麗だし。だから自分は諸田さんが監督の中では一番好きなのです。カミホリさんもこれからも頑張って下さい。

 

ではこれにて。