レイジング野郎

特撮多めの不定期ブログ たま~に関係無いことも

『仮面ライダーエグゼイド』31話「禁断のContinue!?」感想+考察

▼遂に参戦!カミホリ監督!

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 『ゴースト』から姿を現した若監督、上堀内佳寿也が遂にテレビ本編に本格参戦!『アラン英雄伝』や『ヴァーチャルオペレーションズ』と今一パッとしない仕事ばかりだったカミホリ監督。『スペクター』で初の長編ドラマを撮り、『ゴライダー』を経て、『エグゼイド』のサブ監督まで登り詰めた彼の撮り方の特徴は何か?自分は『ゴライダー』は未視聴なので、他のカミホリ監督作品と比べながら掘り下げていこう。

▼空気が読める人?

 例えば…、
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『アラン英雄伝』3話ではアランに「人間の何たるか」を教えるべく、御成は人生すごろくを作り、アカリやタケルも巻き込んで、「人間の一生」を教えていく。
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 「学校とは何だ!?」「就職とは何だ!?」「結婚とは何だ!?」、人間が一生の内に経験する様々な事柄をギャグギャグしたテイストでアランに教えていく。しかし、言うまでもあるまいが、人間が人生の最後に待っているのは…
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当然、「死」である。今までふざけながらすごろくを進めていった彼等は、この話になると途端に顔も行動も一変。シリアスムードである。「死」とは、決してゲラゲラと笑いながら語って良いものではないのだ。カミホリさんはギャグと真面目の使い分けが解っている人なのかな、と感じた。だから、
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最初のコンティニューではこんな演出をしても、
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二回目はかっこよくコンティニューする。…まあ最初のコンティニューは「ふざける」と言う部分にこそ意味があったのかも知れないけど。何にせよ、この事からカミホリさんは「空気が読める人」だなぁ、と感じました。
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 あ、あとあそこ!『スペクター』で真面目なシーンでは変身解除の時に「オヤスミー」って音声を入れなかった所とか!あんなん入ったら折角のシリアスシーンが台無しだもんな~w

▼多彩なアイデアと既存設定の利用

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 今週のエナジーアイテムの使い方は楽しかった!『エグゼイド』はエナジーアイテムがあるお蔭で戦いの幅がかなり広いから有効活用してくれるととても嬉しい。こう言うのは話が進むにつれて使わなくなっていくのが常だっただけにね…!『ゴライダー』でも話を聞く限りだと色んな必殺技を披露してくれたみたいね(アサルトパンチ使ったってマ!?)
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 自分が『スペクター』のシンスペクターシンダイカイガン七連打で一番好きなのは「ラストバレット」。いや、明らかに強いやつですやんこれ…!どう観ても「強くなってる!」感が出ているラストバレットは個人的にかなりお気に入り。かっこよかったね。
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 あと『スペクター』と言えばこのライダーキックのアングルも面白かったね。真上からのキック。よくこんなん思い付いたなぁ…、と関心してました。
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 それとこのブログではよく話題にするキメワザ演出。玩具で使えるギミックを本編で使ってくれるのは皆大喜びなんじゃない?今回のパラドクスはレベル99版「ノックアウトクリティカルスマッシュ」とデンジャラスゾンビを使った「パーフェクトクリティカルフィニッシュ」を使ってくれたね。また劇中再現遊びの幅が広くなったな!あとニコちゃんもちゃっかり新技を披露してくれたね。これも文字の出し方も面白かった。
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 あとは変わった演出としては、キメワザテロップの帯だけ出すと言うやり方も新鮮だった。キメワザ、色んな魅せ方が出来るなぁ。楽しいですたい!
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 それと、今までゲンムは何気にプロトマイティアクションXガシャットでは必殺技を使ったことがなかったのだけれど(シャカリキばっか使ってたからな…!)今回、オリジンガシャットとは言え遂に「マイティクリティカルフィニッシュ」を使用してくれましたよ!まあ、ゾンビを取り返したからもう使わなそうだけど、折角だから合体技じゃなく、単体での「マイティクリティカルフィニッシュ」も魅せてくれ~!

 そんな感じでカミホリさんは、新しいアイデアを出しつつも、これまでに使われた演出や玩具ギミック等も魅せてくれて、非常に視聴者好みな撮り形をする人だなぁ、と感じました。
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 あ、あとあそこ!マキシマム!手足伸ばしてたね、手足!あれ『超スーパーヒーロー大戦』で金田監督がやったやつなんだけど、本編でもやるとは…!カミホリさんは踏襲が上手だな、と感じました。

 そんな訳で、次回もカミホリさん担当回。来週、そしてこれからの活躍、期待しています。

 

ではこれにて。…監督の話しかしてねぇ!!!!