『仮面ライダーエグゼイド』を陰で支える脚本家・高野水登を応援しよう!
現在放送中の『仮面ライダーエグゼイド』は18話現在、メインライター・高橋悠也が全て一人で書ききっている。平成ライダーに於いては一年間ぶっ通しで本編全ての脚本を務めた脚本家は『555』の井上敏樹(全50話執筆)がいるが、『エグゼイド』もまたそうなる可能性を秘めている作品だ。
しかし昨今のライダー作品の特徴に本編外のスピンオフ展開の多さが挙げられる。『キバ』のネットムービー(魔界城の女王)から始まり、『鎧武』からはそのネットムービーが廃止され、Vシネマ(鎧武外伝)が製作される様になり、以後もそれは続いている(先駆けには『W』がいるが)『ドライブ』以降はBlu-ray特典ドラマが付属し、『ゴースト』からはYouTube配信限定映像まで開始し、視聴者も脚本家も悩まされている。
脚本家・高橋悠也自身も『エグゼイド』は「忙がしくなったり何かが起きない限り、全話執筆したい」と述べており、スケジュールが厳しくなるのを覚悟しながら本編のみならず『平成ジェネレーションズ』の脚本も務めるという鬼の様な仕事っぷりを見せているのだが…
YouTube配信に『仮面ライダーゲンム』(全二話)Blu-ray特典ドラマに『仮面ライダースナイプ』(全四話)更には今年から新しく「TTFC(東映特撮ファンクラブ)限定スピンオフ」の展開もスタートし、その記念すべき第一弾は『仮面ライダーブレイブ』とあらゆる方面から数々のスピンオフ展開が高橋氏を襲っている。『平成ジェネレーションズ』の時はカツカツなスケジュールの中でレジェンドライダー(ゴースト、ドライブ、鎧武、ウィザード)を勉強してまで完成度に拘り、血の涙を流しながらホンを書いていった事だろう…。…それなのに!それなのに!!更なる3つのスピンオフが展開され、その内の一つは「浅倉威、15年ぶりの大復活!」ですよ!?殺しに掛かってやがるぜ…!
と、慈悲も無く降り掛かるスピンオフ達の脚本をメインライター・高橋氏の代わりに担当しているのがそう、脚本家・高野水登だ。
↑『仮面ライダーゲンム』のクレジット
『ゲンム』『スナイプ』『ブレイブ』これらのスピンオフを執筆している高野水登。…と「ドン☆」と書いておいて「どんな人なのか~」とか「何を書いてた人なのか~」みたいなのは全く知らないんですけどね(オイ)まあ要するにこの人は『鎧武』に於けるサブライター・鋼家ジンみたいな立ち位置になるのかな。彼も元々はメインライター・虚淵玄の多忙をフォローすべく起用されたピンチヒッターみたいだったらしいからね。本編でも虚淵氏とのWメインの如く仕事をこなし、夏映画や最終回(後日談)も執筆。本編終了後はmovie大戦(進撃のラストステージ)、Vシネマ(鎧武外伝)、小説と様々な活躍をし、『鎧武』には欠かせない存在となっていたね。
高野水登も『エグゼイド』執筆で多忙な高橋悠也を陰で支えている。『ゲンム』も『スナイプ』も『ブレイブ』も本編とリンクし、特に『スナイプ』は花家大我の過去、『エグゼイド』の前日談を描くと言う事で、ガッツリ本編の根幹に関わってくるであろう一作だ。一応、三作品とも高橋氏の監修が入ってはいるが、どれも今後の展開に於いて重要になってくるであろうスピンオフ達。2月19日には『ブレイブ』がスタートし、同月24日には『ゲンム』第二話が配信される。
高野水登の手腕は如何に…!?
ではこれにて。