『仮面ライダーエグゼイド』23話「極限のdead or alive!」感想+考察
以下、『宇宙船』より『エグゼイド』メインライター・高橋悠也の談より一部引用。
―――キャストの芝居をご覧になって設定を変えた部分はありますか?
高橋 (中略) あと第5話の岩永徹也さんの芝居は黎斗に大きく影響を与えました。「恐ろしいのは私自身の才能さ」と語るシーンが狂気に満ちていたので、今後もそんな黎斗を見せていけたらなと(笑)
これが壇黎斗劇場始まりの瞬間であった…!
遂に壇黎斗/仮面ライダーゲンム、退場(ゲームオーバー)。役者の狂った演技は最早視聴者から愛されていた程だった彼だが、終盤まで生き残ると思っていただけに、ここでのリタイアは意外だった。元社長、かなりの外道だったけどそんな彼の散り様は皮肉が効きまくっていたね。前回(22話)の感想に書いた黎斗が全く関与していないゲームで倒されるというのもそうだが、まさか変身不能にさせた相手に今度は自分が変身不能にされるとは…!ここで永夢が黎斗を殺さなかったのは好印象。永夢が仮面ライダーである前にドクターである様に、壇黎斗もまた、外道である前に一人の人間なのだ。だから優先順位を付けることが出来ない物、即ち、一人の人間の命がまたもや目の前で失われたと言う事で、永夢は一人、涙を流す。命は…何よりも大切だからな…。(←それは…俺もそう思う…。)
そして黎斗の最期もまた皮肉で今まで駒として利用してきた(と思っていた)パラド(バグスター)に止(とど)めを刺されると言う。でもってちゃっかり『仮面ライダークロニクル』は自分の物にしてしまうので、パラドもまた黎斗を利用していたんだね。
▼ゾンビ式クリティカル part2
今日のレイジング野郎の心情四コマ▼
レイジング野郎「山口監督、ちゃんとゲンムにテロップ使ってくれるかなぁ~…。」
お!?
おぉ!?
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!
!?!?!?!?!?
嘘だろ…まさか…そんな…山口監督は…山口監督の俺ルールは…ギリギリチャンバラの必殺技"だけ"テロップを挿入しないと言うものだったのかぁ!!!?!?レーザー退場回でもレーザーが放ったギリギリクリティカルフィニッシュにもテロップが出てこなかったからもしかして必殺技を無効化したあの時にギリギリチャンバラガシャットのギミックを書き換えたりでもしたのかな?…まあ山口さん、今回は「バンバンクリティカルファイヤー」と「ドラゴナイトクリティカルストライク」にもテロップ入れなかったんだけどね。…考えるのやーめた(思考放棄)それと折角だから「CRITICAL END!!」は観たかった…!
そういや、ゲンム(レベルX)より強かったマキシマムゲーマー(レベル99)のテロップのビックリマークは一つだけだったね。…もうよー解らん!!!
▼今日のキーワード・リプログラミング
全くゲーマーと医者の組合せの秀逸さには感服の一言だぜ!今回(前回)登場したワード、リプログラミング。医療用語としてもコンピュータ用語としても使用されるこの動作は、遺伝子の構造を初期化及び再構成する事を言い、ゲンム ゾンビゲーマーの不死身能力を無効化させたり、黎斗の中の変身に必要な極微量のバグスターウイルスの遺伝子を書き換えて、ゲンムへの変身を不能にさせていたけれど…ここに関しては「これ後者を最初からやっても良かったんじゃない?」と、思わなくもない。変に変身能力を残しちゃったせいで余計な被害が出てしまったように思える。ちょっとやることが中途半端に見えちゃったかもね。それにしても貴利矢のノートパソコン、アロハシャツのシールなんか貼ってるとか何処までワイハが好きなんだ…(笑)
▼壇黎斗=夜神月?
よく、壇黎斗は『デスノート』に登場する主人公、夜神月に形容される事がある。
以下、『宇宙船』より壇黎斗役・岩永徹也の談より一部抜粋。
―――黎斗に開発してほしいガシャットはありますか?
岩永 『デスノート』が好きなので、魂を奪う「死神」ガシャットですかね?あと皆の記憶を消す「リセットボタン」ガシャットも面白いですね。ポッピーの記憶をリセットして黎斗の秘書にしたり。さらに他のライダーの記憶も消して永夢を孤立させるんです。それを楽しそうに眺める黎斗(笑)
もしかすると高橋氏は岩永氏の『デスノート』好きを知っていて敢えて壇黎斗を夜神月に似せた(似た台詞を言わせた)のかも知れないね。
ではこれにて。