「魅力」なんて存在するのか
例えば、Aさんがライダー作品を観て
「ライダーが沢山出てくるのが魅力的!」
と言ったとしよう。
しかし、一人孤高に戦う作品を好むBさんにとっては、力を合わせて悪と戦う多人数ライダー作品は受け入れられず、"非魅力的"に感じてしまう。
例えば、Aさんが美少女アニメを観て
「○○ちゃんの可愛さが魅力的!」
と言ったとしよう。
しかし、○○ちゃんの性格がどうしても受け付けられないBさんにとっては、彼女を可愛いと感じる事が出来ず、"非魅力的"に感じてしまう。
例えば、AさんとBさんがアクション映画を観ており、Aさんが
「アクションへの拘りが魅力的!」
と言ったとしよう。
しかし、その映画のドラマ性に惹かれたBさんは
「ドラマの作り込みが魅力的!」
と言い出した。
Aさんは本作のアクションに注視していた為、ドラマに興味が無く、ドラマ性には魅力、非魅力どうこうを抑考えていなかった。
結局の所、"魅力"と言う物は個々人の感性の産物に過ぎないのである。
要は、"魅力"と言う言葉は、実際に作品の中に存在するのではなく、個々人の感銘を受けた要素、乃至は「好き!」と思う部分がその人にとっての"魅力"と言う概念に成り代わる、と言うことなんさね。
だから、「○○の"魅力"が分からないなんて!」と言う台詞は「どうして俺(or私)の"好き"を分かってくれないんだ!」と言っている事と同義になると思うので、自分はあまりこう言う言い方は使わないようにしている。好みは人其々、だからね。
当ブログ紹介記事で此処は「称賛ブログ」と説明しているけど、要するに、自分はその作品に魅力を作るようにしているのです。その作品を「好き」になれるように。
ヒットする作品作りというのは、人が「魅力」だと"思える"要素を如何に多く作れるか(考えられるか)が鍵なのかも知れないね。
ではこれにて。