レイジング野郎

特撮多めの不定期ブログ たま~に関係無いことも

『仮面ライダービルド』22・23・24・25話 感想+考察

 最近、『ビルド』感想の更新が途絶えていてすいません…!今回は溜めていた4話分の感想をここに纏めようと思います。簡易感想だけど…!それではどうぞ。

▼22話「涙のビクトリー」

戦兎「美空、お前に頼みがある。明日の決戦で万が一、ハザードトリガーを使うことになったら、また暴走するかもしれない。その時はそのスイッチを押してくれ。俺の動きを止められる。」

美空「動きを止めるだけ?」

戦兎「勿論。」

美空「ムカつく。そんな嘘で騙せると思ってんの?本当の事を教えて。これは何なの?」

戦兎「……。」

美空「ちゃんとこっちを見てよ!!」

戦兎「…そのスイッチを押すと、トリガーが破壊されて俺は消滅する。ハザードトリガーは一度作動したら止められない。出力を最大にして、トリガー自体を壊すしかないんだ。」

美空「私に、人殺しになれって言うの?

戦兎「俺はもう人間じゃない。兵器だから殺しにはならな…」

美空「ふざけないで!!そんな訳ないでしょ!!あんたは人間なの!自分より他人の幸せを優先する馬鹿でどうしようもない人間なの!!私はやらない。絶対に押さないから。」

戦兎「頼む。」

美空「出来るわけないでしょ!」

戦兎「俺とお前で作ったビルドだ!!お前にはその責任がある!!

美空「狡いよ、そんな言い方…。」

戦兎「悪い。けどお前にしか頼めないんだ。」

▲『仮面ライダービルド』22話「涙のビクトリー」より

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 この一連のやり取りは正直引いた…。だって戦兎は美空に「人殺しになれ」って言ってるんだもん。「俺とお前で作ったビルドだ」とか「お前には責任がある」とか、何を言ったところで美空に人殺しにさせようとしている事に変わりはないよね(ほんとに狡い台詞だな…!)。これだけでも問題だが、酷いのはこの台詞を言っているのが"青羽を殺した"戦兎だと言う事。事故とはいえ、人を殺めてしまった事実と言うトラウマにあれだけ震え苦しめられた戦兎があんな事を言うなんて。美空に「自分と同じ気持ちを味わえ」って言ってるようなもんですよ、これは。

 さて、22話と言えば、ビルドVSグリスの代表戦。カミホリ監督の撮る画はやっぱり観ていて面白い。それはそれとして…
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 『7つのベストマッチ』の特別感が全く無ェ…!

 前編もそうだけど、本編に既に登場しているベストマッチ(フェニックスロボ、ローズコプター)を出すってお前…!(スマホウルフはハザードで登場施したけど)まさかトラユーフォー、キリンサイクロン、クジラジェットまで初陣が本編だとは思わなかったよ!!!『ゴースト』、『エグゼイド』は「それ」限定のフォームを魅せた事に意味があるのに!!流石にサメバイクは出ないだろうけど、『7つのベストマッチ』は本当に「只の番外編」の域を出なかったな…!(ハザードトリガー破壊スイッチも使われなかったし!)『ゴースト』、『エグゼイド』よりも本編とのリンク度は「強い」筈なのに、ここまで「観ても観なくても良い」ものになってるとは…!完結編で何とか持ち直して欲しいところ。…と言うか、ビルドのレジェンドライダーフォームはディケイドよろしくスーツ流用なんだから、そっちでやった方が特別感も出たし、コストも掛からなかったんじゃないの?

▼23話「西のファントム」
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 仮面ライダーローグの正体は氷室幻徳だ。

 知ってました。25話の紗羽さんの裏切りもそうだけど、分かりきっている事を引っ張られても「何だかなぁ…!」って感じよね…(笑)。氷室幻徳のあれこれについてはBlu-ray待ちか。と言う訳で、新たなるライダーを連れ、遂に西都が戦争に本格参戦。なんだけど…どうせ西都もブラッドスタークに利用されてるだけなんでしょ?ブラッドスタークのどこに信用出来る要素があるのだろうか…!大衆からのスタークへの信頼度は絶大よね。せめて氷室幻徳/ローグはスタークに対して何かしらの裏切りがあっても良いと思う。今後はそれに期待かな。

▼24話「ローグと呼ばれた男」
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 最近、全然バイク出てきませんね…!

 まぁ、クローズの場合は固有のマシンを持っていないので、走ってくるのも分からなくはないのだが、ビルドすら全然乗らないし!!23、24話を撮ったのは山口監督だけど、そういや、『エグゼイド』でも永夢が態々走ってモータスを追いかけていたね…!(丁度良い事にそっちも24話だったなw)


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 それにしても、最初は大人しめなキャラクターだと思っていた美空も今ではすっかりムードメーカーね。演じる高田夏帆もそっちの方が演じやすそうに見える。美空のネットアイドル設定が急に決まった、と言う話は以下の記事に書いたが、

 個人的な感想だけど、美空は序盤の不思議少女な感じよりも明るく楽しいキャラの方が好きだな。美空(と、美空の腕のバングル)の謎は深まるばかりだが、これからも可愛くポップな雰囲気を作っていって欲しいね。後、最初の髪型よりも今の髪型の方が好き(笑)。

▼25話「アイドル覚醒」
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 柴崎監督!?久しぶり!!そう、何気に柴崎監督は『ゴースト』7、8話以降、『仮面ライダー』を撮っていなかったのだ。『ジュウオウ』と『キュウレン』のメイン監督をやってたしね。…なんて言いつつ、『日曜もアメトーーク』のドラマパートはちゃっかり担当してるんだけどね(笑)(第2弾(ゴースト&エグゼイド)の時です。因みに第3弾(ビルド&アマゾン)を担当したのはカミホリ監督)。と、思ったら、代わりに(と言うのも違うかもだけど、)中澤祥次郎が『ルパパト』に回ったのか。『ルパパト』、切りの良い時期に感想を書きたいんだよな。面白いです、『ルパパト』。…話がズレた。
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 青羽、黄羽に続き、赤羽までもが退場。正直、他の二人と比べて赤羽の退場が一番雑だったが、やはり3人共、所謂「愛されキャラ」だっただけに、皆いなくなってしまった(見れなくなってしまった)と言うのは素直に悲しい。今までありがとう、三羽烏。出番こそ少なかったけど、きっと視聴者の心にはいつまでも残り続けるだろう。カシラの心にも、ね。

 

ではこれにて。