レイジング野郎

特撮多めの不定期ブログ たま~に関係無いことも

『仮面ライダービルド』16・17・18話 感想+考察

▼第一章・完!&第二章始動!

 最近、更新が途絶えていてすみません!年始後、体調を崩してしまいまして…!結構記事を書き溜めているので、早く消化したい…!それはそうと、最近『ビルド』が面白くなってきた気がする。これまでこのブログで突っ込んできた部分は多くは改善されてはいないのだけれど…、なんでだろ。人物描写が多く(良く)なってきたからかな。『平ジェネFINAL』も万丈のドラマが結構評価されてるし。やっぱり大事なのは「設定描写」よりも「人物描写」なんだろうな。と言う訳で、今回は第一章最終回たる16話と、第二章序章たる17、18話の感想を纏めて。…まぁ、16話の感想が書き終わらなかったから先週と今週のも合体させたってだけなんだけど(笑)。あ、あと以下はちょっとだけ『平ジェネFINAL』のネタバレがあるので気を付けて下さい。それではどうぞ。

16話「兵器のヒーロー」

17話「ライダーウォーズ開戦」

18話「黄金のソルジャー」

▼人物の『ビルド』と設定の『エグゼイド』

 『仮面ライダー 平成ジェネレーションズFINAL』を書いた脚本家は二人いる。一人は『ビルド』メインライター・武藤将吾、もう一人は『エグゼイド』メインライター・高橋悠也だ。…のだが、レジェンドライダーパート(オーズ、フォーゼ、鎧武、ゴースト、エグゼイド)の部分は全て高橋悠也が担当したのだと言う。

──レジェンドライダーの編成は最初から決まっていたのでしょうか?

高橋●そうです。ただオリジナルキャスト全員が出られるかどうかは未定だったので、とりあえず確定した人を入れ込んだ話を書き、後から追加して調整しました。

武藤●レジェンドライダーのシーンはすべて高橋さんが書いてくださいました。

高橋●レジェンドライダーの活躍を書くのは楽しかったです。昨年も登場したゴーストと鎧武に加えて、さらに前の作品であるフォーゼとオーズが書けたのは嬉しかったです。その分、作品を愛してくれるファンの方が満足出来るアフターストーリーにするのは大変でした。自分でも歴代作品を勉強しましたが、各作品を担当されたプロデューサーの方々にも助けていただいたんですよ。

武藤●最終回後の『オーズ/OOO』をどう描くかはかなり話し合ったんですよ。高橋一浩プロデューサーから意見を聞き、本編だけでなく、その後の映画(『MOVIE大戦MEGAMAX』)にも連動した話になったのは良かったですよね。僕もグッときました。

▲『宇宙船 vol.159』より、武藤将吾、高橋悠也のインタビュー。

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 『平ジェネFINAL』を観た人なら何と無く分かって貰えると思うのだが、レジェンドライダーパートって「設定」の塊過ぎない?「財団X製のアンクと映司の割れたタカメダルが共鳴し…」「今は教師である如月弦太朗の母校、天ノ川学園高校には宇宙のエネルギーが…」「天空寺タケルはかつて宝生永夢に命を救われ…」「神様は神様だから(笑)」etc…。『エグゼイド』を観ててもそうなのだが、高橋悠也は結構、設定に凝るよね(それも既存情報を使った)。まぁ、たまに目茶苦茶唐突な情報が出てきたりもするけどw 対して『ビルド』パートは「人物描写」(特に万丈)の方が目立ったね。『平ジェネFINAL』がちゃんと『ビルド』のドラマになっていたのもファンの評価ポイントの一つである。人物の武藤将吾と設定の高橋悠也、そんな二人がコンビを組んだからこそ、『平ジェネFINAL』は幅広い層にウケたのかも知れない。

 で、前々から自分は『ビルド』を「話は面白い」と評してきたのだけれど、「話『は』面白い」と言ってきた理由は他を誉める事が出来なかったからである。その理由は数あれど、一つに集約するならば「御都合主義」と言う言葉になる。でも、最近はその「御都合主義」感が薄れてきている気がする。と言うか、先日自分は『ビルド』に「玩具の魅せ方下手スギィ!!」と批判したのだけれど、このところ、そう言う感想はあまり浮かんでこないんよな。と言うか、スクラッシュドライバーが出てきた辺りからは、「玩具ありきのストーリー」と言う面が強化されてきた気がする。

↓玩具がどうこう言ってた記事です。


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 個人的に「良い!」と思ったのはオクトパスライト。ブラッドスタークの正体が判明する13話が初登場だが、「マスターの知らない(内緒で浄化した)ボトルで攻略する」と言う流れを作れたのは見事だったね。そういや、14話でオクトパスとライトのフルボトルはスターク(マスター)に奪われてる筈なんだけど(偽物だったのはそれ以外のボトル)、いつ取り返したんだ…!?

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 最新話でも北都のベストマッチ(フェニックスロボ、スマホウルフ)を魅せる描述としては上手かったね。まぁ、「スパークリングは?」とは思ったけど。兎に角、突っ込み所はあるものの、玩具の出し方に違和感が減ってきたので、個人的には嬉しいところ。もっと頑張って戴きたい。

 そんな訳で(どんな訳だよ!?)たまには普通の感想っぽい感想を書こうかな、と思います。

▼誕生!クローズチャージ!
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 誕生!クローズチャージ!ちゃんと前見えてるのかこのマスク…!クローズは万丈の彼女・香澄から採取した成分が入ったドラゴンフルボトルで変身するライダーだったので、それを使わなくなってしまうのはちょっと「えぇ…!」って感じだったのだけど、ドラゴンスクラッシュゼリーはドラゴンボトルを元に開発された上に、クローズチャージ(とグリス)の使用する武器、ツインブレイカーにはドラゴンボトルもセットすることもあるので、ギリギリセーフと言ったところ(?)。クローズドラゴンを装填した必殺技もあるけれど、細かい事を言うと、クローズドラゴンにはドラゴンボトルを挿していて欲しかった…!まぁもしかすれば終盤辺りで更なる必殺技発動時にドラゴンボトル装填とかあるかも知れないし、ないかも知れない(笑)。

▼登場!猿渡一海/グリス!

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 完全に音矢です。本当にありがとうございました。

 まぁ、「カシラがみーたんファンだった」と言うのは恐らく今後の伏線なんだろうけど(これで本当に「只のドルオタでした!」じゃああまりにもしょ~もなさすぎる…!)。それにしても、まさか「みーたん」要素がここに来てまた出てくるとは…!と言うのも、実は「石動美空はネットアイドル(みーたん)をやっている」と言う設定は急遽追加された物なのだ。

 美空には違った一面があるんですが、それは急に加わった設定です。1、2話の台本が出来上がった後で、武藤さんが「美空を引きこもりにすると目立った活躍がさせられない」と言い出しまして。「あなたがそうしたんでしょ」と思いましたけど(笑)。そうして、美空を活躍させるために新たな一面を考えることにしました。周りでおバカな男たちがにぎやかにかけ合っているので、普段な美空のままでも暗い感じにはならないと思いますけどね。美空自身にもお父さんの惣一さんとのかけ合いがありますし。

 ▲『仮面ライダービルド キャラクターブック No.0~BINDING~』より、大森敬仁のインタビュー。

 「違った一面」と言うのが恐らくネットアイドル(みーたん)だろう。喫茶nacitaに身を隠していた美空がネットアイドルをやっている点には色んな視聴者が突っ込んでいたし、自分もその一人だったので、「この設定、追加する意味あったのか…?」と常々思っていただけに、ここでまたその設定が活きてくるのには驚き。果たして今後の展開にどう繋がって来るのか…!(まぁ、「マスター(スターク)のせい。」で片付けられそうだけどw)

▼復活!内海!
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 うん、知ってました(笑)。思ったより再登場早かったな。まぁ、スタークの顔を変えられる能力等を考えると、内海本人とはまだ断定出来ないけれど。これから何かしらの何かしらで何かしらの暗躍をするんだろうけど…、今は特に言う事はありません(ェ)。ぶっちゃけ12話以前はそれと言った活躍をしていなかったのでなんともなぁ…。「いるだけ」感が半端無かったよね。…まぁ、頑張って目立って下さい(なんじゃそりゃ)。そういや、「いるだけ」と言えば…
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 この人も最近、「いるだけ」ですね…!

▼こんな感じで宜しいでしょうか?

 久しぶりにそれっぽい感想を書いたな。引用ばっかりってのも疲れるのでたまにはこう言うのも良いね。…と言いつつ、また今後も引用ばっかりになるんだろうけどw 取り敢えず『ビルド』、悪くない展開になってきてるので、これからも楽しく視聴出来ればな、と思っております。

 

ではこれにて。