レイジング野郎

特撮多めの不定期ブログ たま~に関係無いことも

『仮面ライダーエグゼイド』25話「New game起動!」感想+考察

▼"君も変身出来る!"系ライダー作品

▼例えば『ゴースト』

 「人間の可能性は無限大だ!」幾度その言葉を耳にしたことか。実はこの「人間の無限の可能性」というワードは序盤である2話から既に使われており、これほどか、と言うまでに『ゴースト』はこの教訓を推してきていた(ムゲン魂登場からそれが増えてきたが)そして、タケルは49話にて、それを体現する事となる。
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一同「タケル(君(殿))は、俺(僕(私(拙僧)))にとって、"英雄"だ(です(よ))!!」

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 タケルは自身が憧れた命を燃やし続けた偉人達のような"英雄"になった。と言うより「誰かにとっての"英雄"」かな。タケルにとっての"英雄"が父親である天空寺龍であるように、タケルはアカリや御成、マコトやアランといった仲間達にとっての"英雄"になったのだ。ここで『ゴースト』が視聴者(子供達)に伝えたメッセージは「誰もが"英雄"になれる」という事だ。タケルは所謂その辺の兄ちゃん系の主人公だが、そんなタケルが他人の為に戦い、仲間達に"英雄"と認められるシーンは「どんな人でも"英雄"になれる」と言うメッセージに説得力を乗せる事が出来る。「君も"英雄"に変身出来る!」そしてそんな『ゴースト』の最終回はまさかのまさかで第3の壁を通り越して視聴者(子供達)にメッセージを送るのだ。
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タケル「未来はどうなるか決まっていない。思いが未来を作る。だから、今度は君だ!君の思いを未来へ繋げ!

 タケルは自身が一年間(劇中では半年)でやり遂げた事を「今度は視聴者(子供達)の番だ。君たちにも出来る!」と伝え、幕を閉じる。つまり、「人間の無限の可能性を信じろ!」ってことさね。『ゴースト』は何と言うか視聴者向けの作品だったね。いや、視聴者に向けない番組って何?って感じだけどね。自分の語彙力を許してくれ…!

▼例えば、『響鬼

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 「そっちかよ!?」って思った?w『響鬼』は超(ハイパー)バトルDVD『明日夢変身!君も鬼になれる』で「鍛えれば(8つの鬼の心得を学べば)君も鬼になれる!」と言う話をやったことがある。それを習得した時、明日夢は鬼(響鬼)に変身するのだ。懐かしいね。こんなのもあったなぁ。

▼"お前は変身するな"系ライダー作品

▼例えば、『ウィザード』

 仮面ライダーウィザード/操真晴人は魔法使いである。『ウィザード』2、3話「魔法使いになりたい」「変身!生中継」のゲートはチンプイこと奈良瞬平。彼は小さい頃、魔法使いになる事が夢で、大人になり、それを諦めていた頃、自分を襲ってくるファントムから助けてくれる魔法使いが現れ、魔法使いは本当に存在すると確信し、瞬平は晴人に弟子入りを志願するも晴人はそれを断る。「魔法使いは俺一人で十分だ。」と。
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瞬平「僕、小さい時に、魔法使いになるのが夢だったんです。」

晴人「夢?」

瞬平「はい。大好きだった絵本に出てくる魔法使いが、「チチンプイプイ!」って唱えると、色んな魔法が使えちゃうんです。それ見て僕、ずーっと憧れていたんです。魔法で皆を助けられたら絶対に楽しいって。大きくなって、そんなの無理だって、魔法なんて無いんだって思って諦めてたんですけど、でも今日解ったんです!やっぱり魔法はあったんだ、魔法使いはいたんだって!だから!」

晴人「別に楽しいだけじゃないさ。魔法使いなんて俺一人で十分だ。

瞬平「え?」

晴人「話だけは聞いた。夢は夢のままにしときな。」

 一方その頃、大門凛子は晴人を尋ねるべく面影堂を訪れていた。しかしファントム退治に出掛けており、晴人はいなかった。この頃のコヨミはまだ凛子に心を開いていない為、警戒した様子である。凛子はふと、「魔法使いだったら良かったのに」と口にし、コヨミは怒りを見せる。
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凛子 「今日、彼は?」

コヨミ「いない。」

凛子 「またファントム退治?」

コヨミ「そうだけど。」

凛子 「そっかぁ…。何だか羨ましい。あ~あ、私も魔法使いだったら良かったのに。」

コヨミ「それ、晴人の前で言わないでね。

(中略)

コヨミ「私と晴人はゲートだったの。何者かに誘拐された私たちは半年前、あの日蝕の日、ファントムを生み出す為の儀式に使われたの。沢山の人々が強制的に絶望されられて、ファントムを生み出して死んだの。でも、晴人だけは自分のファントムを体の中に押さえ込むことが出来た。生き残ったのは、私と晴人だけ。私は記憶を失い、晴人は魔法使いになった。人々がファントムの犠牲になるのを二度と見たくないから、晴人は自分の命を懸けて戦う事を決めたの。だから、魔法使いだったら良かったなんて簡単に言わないで!

▼例えば、『龍騎

 秋山蓮/仮面ライダーナイトは自分が変身する所を子供に目撃されてしまい、子供(伊藤拓也)はそれに惚れ込み、「俺も仮面ライダー(ヒーロー)になりたい!」と、蓮に着いていく、と言う展開のお話がある。27話「13号ライダー」だね。
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拓也「ていうか、あんたほんとにライダー?」

信司「まあね。」

拓也「証拠は?」

信司「ん?証拠?ほれ。」

(カードデッキを見せる信司)

信司「ふふん。」

拓也「なんか弱そう。まあいいや、どうやってライダーになれるか、教えてよ。」

信司「子供には無理だよ。」

拓也「やってみなきゃ解んないじゃん!」

信司「なんでライダーになりたいんだよ?」

拓也「モンスターと戦うんだろ?格好いいじゃん!俺、アクションゲーム得意なんだ。」

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 蓮はそんな拓也の目の前(ミラーワールドだけど)で自分が怪人(ミラーモンスター)と戦う姿を見せる。しかし、ナイトはそのミラーモンスターに苦戦してしまう。…と言うのは演技で、実際はわざとやられることで、拓也に「別に仮面ライダーはかっこよくもなんともない」と言う事を見せていたのだ。「ほ~らよく見ろ、ライダーなんてちっともかっこよくなんかないだろ?」と信司に言われ、少し不満げな拓也。すると…
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 そこにゾルダや王蛇といった他の仮面ライダーも参戦し、戦いは次第にエスカレートしていく。そして、それを見ている拓也はその光景に怖れを示すのだ。仮面ライダーとは、戦いとは、決して格好いいだけの存在ではないのだ。
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拓也「なんだよこれ…。」

(逃げようとする拓也を止める信司)

信司「見ろ。これが、これがライダーの戦いなんだ。面白くなんかない。痛くて、苦しくて、それでもゲームみたいにスイッチを切れない。ずっと戦うしかないんだ。

吾郎「俺…、先生が戦ってるところ…、初めて見ました…。うぅ…。」

拓也「俺…。」

信司「デッキ、返してくれるかな。俺も行かなきゃ。」

(デッキを返す拓也)

信司「お前は、絶体誰とも戦ったりすんなよ。」

拓也「ごめんなさい!」

(走り去っていく拓也)

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 「悪いやつと戦い、皆を救う正義のヒーロー」、それに憧れる子供達の心を裏切ったのが『龍騎』27話である。仮面ライダー達は、仮面ライダーに変身する人間達は、自分の命を懸けて、同じ人間と戦っているのだ。そこに拓也は恐怖を示し、吾郎はそんな戦いに自身の慕う先生が参しているのを目の当たりにし、涙を流す。戦うと言う事は恐ろしい事なのだ。

 つまり、これらの作品は子供達の夢である「ヒーローになって戦いたい」と言う夢を否定したのだ。
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 そして『エグゼイド』もそんなライダー作品の一つである。16話「打倒Mのparadox」では天才ゲーマーたる永夢をぶっ倒し、黒歴史を塗り替える為に、ニコは大我のゲーマドライバーとガシャットを使って仮面ライダーに変身しようと目論む。しかし、それに憤怒する大我はニコを叱責する。「このゲームは遊びではない。」と。
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ニコ「ねぇ、どうやったらゲーマドライバーで変身出来るようになるの?」

大我「あ?」

ニコ「私、仮面ライダーになって、永夢をぶっ倒したい!

大我「変身だと?自分が何言ってるのか解ってんのか!」

(ニコからゲーマドライバーを取り返す大我)

大我「そんな馬鹿な事考えてるからゲーム病になったんだろうが!これは只のゲームじゃない。俺たちは遊びでやってるんじゃねぇんだよ!俺もアイツも、一つしかない命張って必至に戦ってんだ。変身したいなんて二度と口にするな。

 『エグゼイド』の大我は『龍騎』と『ウィザード』の境遇を足して2で割ったような感じのキャラクターだね。『龍騎』のような命懸けのゲームをするのは自分一人だけで良い。それで『ウィザード』のファントム生成のように他人が傷つくなら。
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 New game仮面ライダークロニクル』は一般人が仮面ライダーに変身し、現実の世界でモンスターと戦う命懸けのサバイバルゲーム。箱にはCERO A」と対象年齢が書いてあるのが地味に芸コマ(ゲームオーバーになれば死ぬゲームが全年齢対象ってお前…!)仮面ライダークロニクル』にはこれまでに登場した10種類のゲームの其々のボスキャラが参戦している。成程、任天堂のオールスター大戦ゲームが大乱闘スマッシュブラザーズなら仮面ライダークロニクル』は幻夢コーポレーションから発売されたゲームのオールスター大戦ゲームなのか。ライドプレイヤー(一般人)が『マイティアクションX』のボスキャラであるソルティを認知していたシーンは『エグゼイド』世界では幻夢コーポレーションのゲームが世の中に浸透していると言う設定を再提示している。要は『スーパーマリオブラザーズ』に於けるボスキャラのクッパを誰もが知っているのと同じである。

 そして、今回から新しくなったop映像からも確認出来るが、全ての人間が仮面ライダーに変身出来ると言う事は即ち、
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 そう、ニコも仮面ライダーに変身出来る(出来てしまう)と言う事だ。これは中々ショッキングな展開だね。視聴者にとっても、大我にとっても。常に大我は仮面ライダーは俺一人で十分だ。」と言ってきたのに、始動したゲームは全人類が仮面ライダーに変身してしまうゲームと言うのだからかなり辛い。大我はこのゲームに、そしてニコが変身する展開にどう向き合っていくか、ここが『エグゼイド』のキーになってくる気がする。

▼人間>バグスター or バグスター>人間

パラド「どうだ永夢、こんなエキサイティングなゲーム、他に無いだろ?」

永夢 「酷い…。なんでこんな事を…。」

パラド「許せないんだよ。この世界で一番偉いと思い込んでいる人間共がな。

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 成程、何処と無く『アマゾンズ』的サムシングを感じるね。現状、この世界で一番上のカーストに立っている生物は人間で、それらに反逆を起こそう、と言うのがパラドの思惑。バグスターとはゲームキャラで、パラド達は敵キャラとしてゲーム内の主人公に倒される為に作られた存在。故にそれが許せないパラドは自分達が攻略される側だったのに対し、今度はバグスターが人間を攻略する(し返す)べく、黎斗から『仮面ライダークロニクル』を奪った、と。『アマゾンズ』のアマゾン達は人間によって作られたが、その者共が人間を襲えば自分達を作った人間に駆除される、と言う境遇だけど、『エグゼイド』のバグスター達もそれと似た何かを感じる。要するにあれか。「なんでアマゾンは人間喰っちゃいけないの?」と言うようにバグスターとしては「なんで人間殺しちゃいけないの?」みたいな感じなのかな。何故なら、それまでの人間達は常に自分達よりもカーストが低い生き物達を殺してきたから。パラド的には子供が蟻を踏み潰して喜んでるのと同じ様な感覚なんだろうね。このシーンは地味に人間の残虐さも暗に見せていたのか。

 さて、第3章「仮面ライダークロニクル編」に突入し、益々ダークな雰囲気を魅せてきた『エグゼイド』。ゲームを使って人類を滅亡させるのがバグスター側の計画なら、例えばプレイヤー消滅の目撃情報を流通したり、最近のエグゼイドならリプログラミングと言うチートが使えるので割と色んな形で対処出来そう感じなんだけど、このゲームをどうやって食い止めるか、楽しみにするとしますか。

 

ではこれにて。

『仮面ライダーエグゼイド』24話「大志を抱いてgo together!」感想+考察(+『キュウレンジャー』7話 感想)

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▼今回の春休みコラボは!
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スペースイカデビルが襲ってきて、
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エグゼイドとシシレッドが協力プレイでスペースイカデビルを撃破し、
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その後、バランスの誕生日用の蝋燭を探しにラッキーが地球に行くと…
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よっしゃラッキー!

 うん、実に綺麗な流れだね。まあシシレッドが『エグゼイド』の世界に来ちゃう時点で『キュウレンジャー』の設定ブレイクにはなってしまうのだけれど、繋げ方としては良かったんじゃないかな。でも毛利大明神の手腕の賜物か、『エグゼイド』よりも『キュウレンジャー』の方がエグゼイドとのコラボのさせ方は一枚上手だったね。
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 「ショウ・ロンポーは何故、エグゼイドキュータマを持っていたのか」という謎こそあるが(←考えたら負けかな?それでもたまたまって…!)エグゼイドは『エグゼイド』本編のキャラクターを客演しつつも、立ち位置を召喚キャラにした事で設定の矛盾を無くしているのが上手い所。やっぱり毛利さんはコラボが上手だね。毛利さんはコラボ回書くとき、「コラボ対象への配慮を怠らない」のが拘りだそうで、今回もその拘りが全面に出ていた。『鎧武』から始まった春休みコラボだが、何気に毛利さんは『ニンニンVSドライブ』以外は全て、何かしらの形でそれに関わっている。
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 ここまで『キュウレンジャー』で上手くやってくれたんだから『エグゼイド』ももう少し頑張って欲しかった感はあるけどまあ難しいのは解る。いきなり「シシレッドガシャット」とか出されても困るし。取り敢えず自分は妥協と言うか目を瞑ろうと思います。
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 また新たなパワーワードが生まれてしまった…!

▼究(9)極の救(9)世主・レベル99
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 レベル99が登場したタイミングでシシレッドを出したのは9繋がりだからかな?まあ協力プレイしたのはレベルXX(X)だったけど。にしてもリプログラミングは相当なチート能力だな…!なんかもうレベル99(MAX)だから敵無しとかそう言う次元じゃあないよね。貴利矢もとんでもないモンを思い付いたもんだ…。

 マキシマムマイティXガシャットはそんな貴利矢の残したリプログラミングのデータが入っていると言う事で、このシーンは永夢(エグゼイド)と貴利矢(レーザー)が初めての共闘で倒したモータスバグスターをもう一度、間接的に共闘して圧倒している所が感涙ポイント。「なんでまたモータス?」と、最初は思ったけどそう言う事だったのか。まあそれなら「追いかけるときもレーザーに乗れよ」って思ったけどな!ほんと、なんで爆走バイク全然使ってくれないんだろう…。絶対、走ってきてヘトヘトな永夢の変身で笑いをとるよりも、レーザーに乗ってかっこよく現れた永夢がマックス大変身!の方が良かったと思うんだ…!
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 因みに撮っているのはどちらも山口監督です。

▼戦わなければ生き残れない!

 以前、自分は『エグゼイド評』の記事にこんな事を書いた。

http://kro12218116h.hatenablog.com/entry/2017/02/14/002827

 元社長が作っている究極のゲーム「仮面ライダークロニクル」は要するに大規模ライダーバトルか。「戦わなければ生き残れない!」って世界になっちゃうのね。これはガシャット寄越せおじさんが絶望しちゃいますわぁ…!

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 結局、戦っても生き残れねーんじゃねーか!!!!

 遂にnew game仮面ライダークロニクル』が始動する。東映公式によると、レアアイテムゲットの為に一般人が変身したライダー達(ライドプレイヤーと言うのかしら?)がエグゼイドに勝負を挑むとの事。またエグい展開を持ってきたな…!貴利矢(レーザー)、黎斗(ゲンム)と、二度も人(ライダー)の死(ゲームオーバー)を永夢の目の前で見せたと言うのにまだやるのか…!『エグゼイド』は主人公にとっても厳しい世界観よね。井上敏樹ライダーじゃあないんだから。

音ゲーは楽しいな!
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 ドレミファビート関連の何かが起こる時に発生する特有のステージ。何気にここが使われる回は全て山口監督が撮っている。もしかすると山口監督は音ゲーマーなのかも知れない(なんじゃそりゃ)

 ポッピーが歌っていた歌のタイトルは 「PEOPLE GAME」と言うらしく。ピーポー(people)はポッピーピポパポっぽい発音なのと同時にドクター要素として救急車のサイレン(ピーポーピーポー♪)と掛けているのが上手い。でもってこのタイトルを日本語に訳すと人々のゲームとなる。つまり、一般人が参加者として争う『仮面ライダークロニクル』を表していると言う事で、このネーミングは実に秀逸。『エグゼイド』のサブタイ宜しく、また凄いタイトルを作ったなぁ高橋さん…!(『PEOPLE GAME』の作詞者は『エグゼイド』メインライター・高橋悠也さん!)本編も全部書いてるのに作詩までこなす高橋氏は特撮回で稀に見るバケモンな脚本家だな…!その内、本編にも顔出しとかしそうだね。
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 一年間本編を書ききった脚本家は最終回に出演すると言うルールがあるからな!(ない)

 

ではこれにて。

 

『仮面ライダー×スーパー戦隊 超スーパーヒーロー大戦』感想+考察

白倉伸一郎の"ゴリ押し"

 以下、『「仮面ライダー」超解析 平成ライダー新世紀!』より、白倉伸一郎の談より抜粋。

――平成ライダーは毎年どんどん新しいことをやっていくのが特徴ですが、ここに来て過去コンテンツを有効活用できるようになったのは大発明でしたね。

白倉 たとえば、『龍騎』と『響鬼』と『電王』をひとつのテーブルに乗せて、「平成ライダーとは要するにこうだ!」みたいなくくり方は無理なんですよ(笑)。そうなると逆に「一つの世界観が違うのが平成ライダー」ということを見せるしかないわけで。その手段としては、ちょうどカードが適していたんです。カードって手元に並べられるじゃないですか。そして各々のキャラクターの違いは、「世界観が違うから」ということを一目でわかるようにする。そうやって平成ライダーの"カタログ化"を、カードゲーム(注:ガンバライド)が立ち上がってくるのを利用して番組化したのが『ディケイド』です。「なんでそんなことやったの?」と言われたら「10周年だからです!」って言い切っちゃおうと(笑)

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 先駆けに『龍騎』のハイパーバトルビデオや『電キバ』なんかもあったりするが、本格的に「仮面ライダーのクロスオーバー」を確立化させたのは仮面ライダーディケイドだ。チーフP・白倉伸一郎はそれまでの平成ライダー9作品を"カタログ化"させ、平成ライダーとはこう言うもんだ!」と言うことを伝える為に作ったのが『ディケイド』と言う(今回、スーパーヒーロー達をカードにしたのはそれが理由…なんて事はないか)…でもこれ、結構な力業よね(笑)まるで「異論は認めん!」と言っているような。となると、これをこれまでの春の大戦映画に当てると…

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ファン「何でこんな映画作ったの?

白倉P「仮面ライダー40周年、スーパー戦隊35周年記念だからです!異論は認めん!」
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ファン「何でこんな映画作ったの?」

白倉P「宇宙刑事も特撮ファンの語り種だからです!異論は認めん!」
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ファン「何でこんな映画作ったの?」

白倉P「平成ライダー昭和ライダーが15人ずつになったからです!異論は認めん!」
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ファン「何でこんな映画作ったの?」

白倉P「『仮面ライダー3号』というライダーが昭和の当時の原案にあったからです!異論は認めん!」

みたいな感じになってくる(ちょっと強引だけど…!)そして今回の『超スーパーヒーロー大戦(以下、『超大戦』)』は…
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ファン「何でこんな映画作ったの?」

白倉P「超スーパーヒーローイヤーだからです!異論は認めん!」

ってことになるのかな?(笑)『仮面ライダー』も『スーパー戦隊』も個性の塊である。それを如何に繋げられるかが勝負の一つなのだが、これを白倉伸一郎は圧倒的力業でゴリ押したのだ。それ故かは知らないが、これまでの大戦映画は軒並評判が悪い。にも関わらず大戦映画が続いてく理由はもしかすると仮面ライダースーパー戦隊を"スーパーヒーロー"という括りにカタログ化したくてやっているのかも知れない。…いや、只売れるからってだけかも知れないけどね?(笑)そんな大戦映画の最新作となる今作品、『超大戦』はどうだったか?
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 今作は『仮面ライダーゲンム』でも登場したゲーム『ゼビウス』に登場する敵機が地球を襲ってくるところから物語が始まる(ていうかソウルでゲームやってたアイツって…!)地球のピンチにキュウレンジャーが立ち向かう、と言う流れだが、お気づきだろうか?ここの時点で"『キュウレンジャー』世界では地球が既に侵略されている"と言う設定がガン無視されているのだ。こんな感じで世界観が滅茶苦茶なのが『超大戦』の批判点の一つに挙がるが、そこに関しては自分は余り気にせずに観ていた。何故なら『hyper hobby ハイパーホビー』で白倉伸一郎本人が「世界観をゴリ押している」と明言したからだ。

白倉 本来は設定上異世界を扱っていなくても、番組は番組ごとに独自の世界を持ってるじゃないですか。キャラクター作品に限らず、どんなジャンルでもドラマでもドラマである限り独特の世界観があります。(中略) もともと「この地球はエグゼイドとキュウレンジャー、どっちの世界の地球なのか」っていう設定のコンフリクトが発生するんですが、そこに『ジュウオウジャー』、今回はアムちゃんがメインですが、その世界観まで合わせていくと、ジュウオウジャー』は最終回で人間社会とジューランドが渾然一体となりました、っていう終わり方だったんですよね。じゃあこの超スーパーヒーロー大戦における地球はどの地球なのっていうのが問題として発生する。今回は結果的に一番現実に近い『エグゼイド』世界に引き寄せているんだけど、『キュウレンジャー』視点からすると、これはジャークマターに征服されていない地球、それは一体いつの地球なのっていう。『ジュウオウジャー』視点からすると、これはジューランドと融合する前なのかそれとも、また分離してしまったのかっていうような、いろいろなことが矛盾として生じるんです。それをさらに理屈で解決するのではなく、ノリだけでいいから同一平面上に置くことができるか、という試みなんです。一番食い合わせが悪そうなものをあえて盛ってみたっていう。

HH それぞれの世界観がしっかりしていればしているほど難しそうです。

白倉 そうですね。真剣に考えると出来なくなる。設定上、無理っていうことになる。

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 最初から、白倉伸一郎は『エグゼイド』のバグスターウイルスが蔓延している地球と、『キュウレンジャー』のジャークマターに侵略され済の地球と、『ジュウオウジャー』のジューランドと繋がった地球の設定を作品内でどうにかこうにかするつもりなど更々無かったのだ。…というより、どうにかこうにかしようと思っても無理だったかな。まあ「それでも何とかすんのがプロだろ!」と言う人もいるだろうし気持ちも解るけどね。これが今回、白倉伸一郎が行ったゴリ押しだね。

 と言う訳で、ここを鑑賞者が知っていたかどうかでこの映画の評価は大分変わってくると思う。…まあ世の中には"設定厨"と呼ばれる人間がいてそういう人は頑なに認めなさそうだけどね(笑)でも今作品は結構良くキャラクターを料理出来ていたから例年以上に評価する人は多そう。特に現行作品である『エグゼイド』と『キュウレンジャー』のキャラクターを。…チームエグゼイド勢とか貴利矢とかその他諸々のキャラの扱いに関しては俺も擁護せん!
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 今作品で重点的にドラマが描かれたのは『エグゼイド』より、仮面ライダーブレイブ/鏡飛彩。なんかもう『超スーパーヒーロー大戦』ってより『超スーパー飛彩大戦』って感じだった。次点で『キュウレンジャー』よりヘビツカイシルバー/ナーガ・レイ。その次点でエグゼイド/永夢かな。「これ本編でやるべきネタだろ…!」って話を映画がかっさらっていったな…!飛彩の初患者とかVシネマみたいなスピンオフのネタに持ってこいだし、ナーガの涙とかキュウレンオーの二体揃い(パーツ(ボイジャー)余り無し!)とか絶対本編でやるべきやつじゃん!

 …まあ今作品はパラレル確定みたいなところあるし、そこまで影響しないかな?…でも確実にパラレルな『MOVIE大戦core』のオーズ編とか『大戦ジェネシス』ですら正史扱いされるくらいだしな…!本編でナーガが涙を取り戻して「ん?これ映画でやったやん?」みたいにならない事を切に願います。
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 そんな訳で『超スーパーヒーロー大戦』は完成披露上映会を観に行った人達に言われてた程、「こりゃあ酷い!」って作品ではなかったんじゃあないかな。取り敢えず娯楽作品としては「成功していた」とまでは言わないものの、そこそこ良い作品にはなってたと思う。映画館で一緒に観てた子供達も「また観たい」って言ってたし、楽しい映画にはなってたんじゃない?あと金田監督(特に映画の)、よく批判されるけど自分は嫌いじゃあないですよ?これからも頑張ってください。

▼カタログ化は自分には向いてない

 以下、『語ろう!555・剣・響鬼』より白倉伸一郎の談。

白倉 (中略) 仮面ライダーも夢中になって見てたと思いますよ。『V3』ぐらいまで見てて、見なくなったわけじゃないんですけど、離れるというか。見放すって言うと言葉が悪いんですけど(笑)、ライダーマンが倒されたあたりで見なくなるんですよね。

――それは他に興味がほかに移って?

白倉 というか、番組が許せなくなって(笑)。V3さんがライダーマンに「お前は仮面ライダー4号だ」とかって言い出して、カタログ化が始まるわけですよ。そのカタログ化っていうのは、ウルトラマンがすでにやってることなんですよね。『ウルトラマン』があって『キャプテンウルトラ』があって『ウルトラセブン』があるのかな。で、『帰ってきたウルトラマン』が始まるわけですけど、あれは今で言うリブート作品で、要はウルトラマンの何代目じゃなくて「あのウルトラマンが帰ってきた」みたいな概念じゃないですか、コンセプトとしては。だけどあんまりうまくいかなくなると、……何て言い方が適切かどうかわかりませんけど、別人として前のウルトラマンが出てきちゃったり、ウルトラセブンが出てきちゃったりして、のちに言う、ウルトラ兄弟ですよ、ラインナップですよっていう護送船団方式で攻めてくるわけじゃないですか。これは好きな人には好きだと思うし、そういうカタログ化戦略っていうのは全然否定するものじゃないんだけど、自分向きではないなって。ああ、こういう商売なのね、そういう売り方なのってのが見えちゃって。

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 『ディケイド』は平成ライダーが10周年と言う事で、『キバ』の次作品が本当は『W』だった予定をわざわざ変えてまで放送された、と言う話は有名だが、白倉伸一郎が嫌っていたカタログ化を『ディケイド』でやってしまったと言うのは何ともだね。まあ、本当にカタログ化が嫌いだったのかどうかは知らない。適当に言っただけかも知れないしな!ほら、同じ本でも井上敏樹がこう言ってるし!

井上 あいつの言ってることはね、あとづけ、あとづけ、全部(笑)。(中略) 信用しないほうがいいよ、全部あとで考えてるんだから(笑)あいつはその場その場で、気に食うか気に食わないかで生きてるんだよ。絶対に間違いない。

 

ではこれにて。

 

『仮面ライダーエグゼイド』23話「極限のdead or alive!」感想+考察

 以下、『宇宙船』より『エグゼイド』メインライター・高橋悠也の談より一部引用。

―――キャストの芝居をご覧になって設定を変えた部分はありますか?

高橋 (中略) あと第5話の岩永徹也さんの芝居は黎斗に大きく影響を与えました。「恐ろしいのは私自身の才能さ」と語るシーンが狂気に満ちていたので、今後もそんな黎斗を見せていけたらなと(笑)

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 これが壇黎斗劇場始まりの瞬間であった…!

 遂に壇黎斗/仮面ライダーゲンム、退場(ゲームオーバー)。役者の狂った演技は最早視聴者から愛されていた程だった彼だが、終盤まで生き残ると思っていただけに、ここでのリタイアは意外だった。元社長、かなりの外道だったけどそんな彼の散り様は皮肉が効きまくっていたね。前回(22話)の感想に書いた黎斗が全く関与していないゲームで倒されるというのもそうだが、まさか変身不能にさせた相手に今度は自分が変身不能にされるとは…!ここで永夢が黎斗を殺さなかったのは好印象。永夢が仮面ライダーである前にドクターである様に、壇黎斗もまた、外道である前に一人の人間なのだ。だから優先順位を付けることが出来ない物、即ち、一人の人間の命がまたもや目の前で失われたと言う事で、永夢は一人、涙を流す。命は…何よりも大切だからな…。(←それは…俺もそう思う…。)

 そして黎斗の最期もまた皮肉で今まで駒として利用してきた(と思っていた)パラド(バグスター)に止(とど)めを刺されると言う。でもってちゃっかり『仮面ライダークロニクル』は自分の物にしてしまうので、パラドもまた黎斗を利用していたんだね。

▼ゾンビ式クリティカル part2

 今日のレイジング野郎の心情四コマ▼

レイジング野郎「山口監督、ちゃんとゲンムにテロップ使ってくれるかなぁ~…。」
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お!?

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おぉ!?

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キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!

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!?!?!?!?!?

 嘘だろ…まさか…そんな…山口監督は…山口監督の俺ルールは…ギリギリチャンバラの必殺技"だけ"テロップを挿入しないと言うものだったのかぁ!!!?!?レーザー退場回でもレーザーが放ったギリギリクリティカルフィニッシュにもテロップが出てこなかったからもしかして必殺技を無効化したあの時にギリギリチャンバラガシャットのギミックを書き換えたりでもしたのかな?…まあ山口さん、今回は「バンバンクリティカルファイヤー」と「ドラゴナイトクリティカルストライク」にもテロップ入れなかったんだけどね。…考えるのやーめた(思考放棄)それと折角だから「CRITICAL END!!」は観たかった…!
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 そういや、ゲンム(レベルX)より強かったマキシマムゲーマー(レベル99)のテロップのビックリマークは一つだけだったね。…もうよー解らん!!!

▼今日のキーワード・リプログラミング
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  全くゲーマーと医者の組合せの秀逸さには感服の一言だぜ!今回(前回)登場したワード、リプログラミング。医療用語としてもコンピュータ用語としても使用されるこの動作は、遺伝子の構造を初期化及び再構成する事を言い、ゲンム ゾンビゲーマーの不死身能力を無効化させたり、黎斗の中の変身に必要な極微量のバグスターウイルスの遺伝子を書き換えて、ゲンムへの変身を不能にさせていたけれど…ここに関しては「これ後者を最初からやっても良かったんじゃない?」と、思わなくもない。変に変身能力を残しちゃったせいで余計な被害が出てしまったように思える。ちょっとやることが中途半端に見えちゃったかもね。それにしても貴利矢のノートパソコン、アロハシャツのシールなんか貼ってるとか何処までワイハが好きなんだ…(笑)
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▼壇黎斗=夜神月

 よく、壇黎斗は『デスノート』に登場する主人公、夜神月に形容される事がある。

 以下、『宇宙船』より壇黎斗役・岩永徹也の談より一部抜粋。

―――黎斗に開発してほしいガシャットはありますか?

岩永 デスノート』が好きなので、魂を奪う「死神」ガシャットですかね?あと皆の記憶を消す「リセットボタン」ガシャットも面白いですね。ポッピーの記憶をリセットして黎斗の秘書にしたり。さらに他のライダーの記憶も消して永夢を孤立させるんです。それを楽しそうに眺める黎斗(笑)

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 もしかすると高橋氏は岩永氏の『デスノート』好きを知っていて敢えて壇黎斗を夜神月に似せた(似た台詞を言わせた)のかも知れないね。

 

ではこれにて。

後ろの席での鑑賞は素晴らしい。『映画 プリキュアドリームスターズ!』感想(+映画『まほプリ』感想)

 タイトルが長くなってしまった…!つらつら書いてって気付いたら蛇足な事まで書いてたので「興味無ぇよ!」って方は飛ばして見てって下さい。初日に観たかったのに翌日になってしまった…!それではどうぞ。

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 自分の初プリキュアは前作である魔法つかいプリキュア(以下、『まほプリ』)』。それまでニチアサは『スーパー戦隊シリーズ』と『仮面ライダー』しか観ておらず、『プリキュア』には全然興味を示さなかったのだが、この時期はクラスの友達の影響(というより話を合わせるため?)で、深夜アニメを積極的に観るようになっており、何となく声優の名前なんかも覚えてきた頃に発表されたのが『まほプリ』だった。

 ネッ友のニチアサ民の大体は『プリキュア』を観ていたのと、あとプリキュアの二人のデザインが個人的にドストライクだったのと、メイン二人の内、一人が好きな声優だったので、取り敢えず1話を視聴した。ハマった。
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 と言う訳で、視聴継続を決意し、その後もずっと観ていくと、次にやって来るのが劇場版だ。『映画 魔法つかいプリキュア 奇跡の変身!キュアモフルン!』面白かったね、この映画。自分は『まほプリ』全体の中で『キュアモフルン』が一番好きです。『まほプリ』本編でちょっと不満だったのが敵側の扱いでして。特別それと言った掘り下げも無く、スパルダは一般怪人同様に普通に倒されるし、バッティさんなんかエメラルドの光で退場ですよ…?ガメッツさんはまあまあ扱い良かったけどね。『まほプリ』以前の『プリキュア』を知らないので、過去作品と比較する事も出来なかったので「『プリキュア』ってこう言うやつなのかな…?」と若干沈んでたんですよ。

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 『キュアモフルン』の敵キャラはクマタ、又の名をダークマター。彼は魔法と言う異色の能力を持つ故に他の熊から怖れられていた。そんな中、彼はモフルンと言う、自分の魔法に恐怖を示さない熊と出会う。クマタは誰からも恐れられていたが故に、孤独だった。自分を恐がらないモフルンとなら、ずっと一緒にいられる。けど、そうはいかず、モフルンはみらい達の元へ帰ると言い出すのだ。すると、クマタの姿はダークマターへと変貌してしまう。結局、お前も自分を拒否するのか、と。
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 その後、モフルンがキュアモフルンに変身したり、ヤナオニの実でみらいがリコを救出したりと、色んな展開があるんだけどまあ此処は割愛。ダークマターは色々あって、モフルンを只の縫いぐるみに帰してしまう。その事に涙を流すダークマターは内に潜むシャドウマターと呼ばれる破壊の化身と分離し、シャドウマターは全ての魔法使いを消滅させるべく活動を始めてしまう。『キュアモフルン』はラスボスを生ける者ではなく、生ける者の"悪い心"にしたのが良かったね。それまでの『まほプリ』本編ではあまりやらなかった、敵キャラと和解すると言う展開を綺麗に出来たと思う。こう言う展開は『プリキュア』映画ではよくあること、と言うのはつい最近知った事。
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 でね、本題なんだけど、『プリキュア』の映画では子供達にライトが配られるじゃない?それを使って魔法界の人々やクマタと一緒に「がんばえー!ぷいきゅあー!」ってプリキュア達を応援する姿がね…もうね…ほほえまとか感動とか色んな感情が込み上げてきてもう…こう…プリキュア!!(意味不明)
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 ↑いつだったかのアリオのジュウオウジャーショー。スーパー戦隊』『仮面ライダー』と言った所謂男の子向け作品の映画ってこう言うショーならあるけど映画館では「大変!ヒーロー(ヒロイン)が負けちゃう!皆、大きな声でヒーロー(ヒロイン)を応援して!」的な事ってやらないからね。館内で純粋なちびっこ達が一生懸命プリキュアにエールを送る姿がもう最高でさ…。最高でさ…!(泣)

 と言う訳で今回の『ドリームスターズ』は『キュアモフルン』では普通に真ん中辺りの観やすい席を選んだのに対し、少し後ろ目の席を取ったんですよ。
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 今回の映画は『ドリームスターズ』限定キャラクター・サクラがスクリーンの前の皆の元にやってきて(ていうかサクラの声ってあの人だよなぁ…!)プリキュアの居場所をライトを使って教えるように頼んだり、終盤ではキュアホイップも登場して、「プリキュアの戦いをライトを振って応援して!」と言う感じで「ちびっこ達も映画に参加させよう」と言う作り手の思いが『キュアモフルン』以上に伝わった。子供達、楽しかっただろうな。それでですよ、ライトを振るように御願いを受け、頑張ってそれに答える子供達が…あぁ…あぁ…

ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!
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 後ろの席だと!!!!!!!子供達の振るライトの光が!!!!!!!沢山のライトの光が!!!!!!!見える!!!!!見える!!!!!!!!よく見える!!!!!!!!!プリキュアを頑張って応援するちびっこ達の勇姿が!!!!!!!!見える!!!!!!!!!!凄い!!!!!!なんだこれ!!!!!!泣いちゃう!!!!!!!!泣いちゃう!!!!!!!!!!もう!!!!!!!!

がんばれぇーーーーーーーーー!!!!!!!!!!プリキュアぁーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!

ちびっこ達もがんばれぇーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!
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  『ドリームスターズ』は前々作の『go!プリンセスプリキュア(以下、ゴープリ)』を知らなかったので観に行こうかどうか迷ってたんですよ。でも『キュアモフルン』のキッズの応援する姿をもう一度見たいと思い、鑑賞を決意しました。『ゴープリ』は知らないけど多分ちゃんとファンサービスも出来てたんじゃない?あんまり胸を張っては言えないけど。俺はそんな風に見えた!
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 と言う訳で、『プリキュアドリームスターズ』の感想でした。『プリキュア』映画はライトの配布が定番だし、多分こんな感想、プリキュアファンからは「今更何を言ってんの?」って言われるかもしれない…!でもさ!!いいじゃん!!!俺は今更気付いたんだよ!!!!子供って最高だよな!!!!!何だかとっても気持ち悪い記事になってしまった気がするけど気にしない!!!

 

ではこれに…あれ? あれ!?

『ドリームスターズ』の話の感想書いてなくね…!?

 えっと…楽しく良い映画だったと思います!でも少し不満もあって、敵キャラである鴉天狗のキャラが少しサムかったのと、もう一つ。
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 『まほプリ』最終回なんて無かったんや…!

 

ではこれにて。

何故、グロ描写で大友のライダーファンが釣れるのか?

 以下、ほんまグロ画像です!閲覧注意!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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↑本マグロ画像

 …まあ冗談は置いといて、「何故グロ描写で大友が喜ぶのか?」と言う話。以下は『仮面ライダー』に登場するグロシーンが貼られていますので、それも苦手と言う方は御注意下さい。それでは。

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 来月(4月)は先ず7日にアマゾンプライムビデオにて『仮面ライダーアマゾンズ season2』の配信が開始し、同月19日にはVシネマ『ゴーストRE:BIRTH 仮面ライダースペクター』が発売される。どちらも予告PVが公開されているが、それを観てみると…
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 どちらも血塗れなのばかりである。これらを観て大友は「グロい!流石非ニチアサ!シリアス!大人向け!」なんて評価したりする訳ですよ。なんか皆、こう言う描写を観ると嬉しがるし「もっとやれ!」って感じだよね。今回は何故ライダーファン/視聴者はこう言った流血、殺人、死亡といった展開や画を求めるのか、と言うお話です。

▼スリルを味わいたい
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 これはライダーファンに限らず、人の中には誰しも少なからずMな気質があるらしい。例えば、遊園地に行くと

「お化け屋敷は恐いけど入りたい!」

「ジェットコースターは恐いけど乗ってみたい!」

と感じる、みたいな感じ。人は何かと"刺激"を求める生き物なのだ。でもって、人は"刺激"の中でもワンポイント"安心"出来る要素を欲しがるもので、上記のお化け屋敷とジェットコースターの場合、

「お化け屋敷は恐いけど(お化けは作り物だし現実には存在しないし)入りたい!」

「ジェットコースターは恐いけど(バーがあるお蔭で落ちないし)乗ってみたい!」

 と言う風になる。グロ描写のある番組なら、

「血も内臓もグロくて恐いけど(第三の壁があるしモノホンでもないから)観たい!」

と言った感じかな。どうしてこう言う事をしたくなるのかと言うと自身が実際に経験した事がないから。
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 例えば、このブログを見てくれている方々はこのようなシチュエーションに遭遇した事がありますか?恐らくないと言う方が殆どと思われる。いや、あまり胸を張っては万人を知り尽くしている訳じゃあないので言えないが。人と言うのは経験した事がない(経験出来ない)ものを経験してみたいと考えるきらいがある(全ての人間に当てはまるとは限らないとは言っておく)しかしこのように現実で起こると"恐ろしい"ものは少し加減をして味わいたくなるモノなのだ。だからテレビの前でなら恐ろしい描写も安心して(楽しんで)観れる。恐らくこう言った心理もグロ描写を見たくなる理由の一つに上げられるだろう。

 さて、先ずは「人がグロ描写を見たくなる心理」を書いたが今回の記事のタイトルから解る通り、今回のテーマは「ライダーファンがグロを求める理由」だ。ライダーファンと言うのがキーワード。

▼平成一期みたいなの

 また、もうひとつ不満なのは、『W』以降のライダーがほとんど人を殺さなくなったこと。『W』では人々を暴走させる外部メモリを破壊するだけで、ヒーローが暴力の主体であるということを引き受けず、安全に勧善懲悪、暴力の快感を得ることができる作りになっているのが、物足りない。これはむしろコンプライアンスの問題なんでしょうけどね。

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 以上の引用は『語れ!仮面ライダー』より評論家・宇野常寛による平成二期ライダー批判である。確かに平成二期は一期程、一般人の死が多くない。例えば『W』『フォーゼ』と言った塚田P作品の場合、怪人(ドーパント、ゾディアーツ)に変身するのは人間(風都市民、天ノ川学園高校生徒及び教職員)なのだが、その怪人達がライダーに成敗されると、素体である人間を変貌させていたアイテムは取り除かれるが、その変貌していた人間は無事なのである(そうでないケースもあれど)それに平成二期では怪人による殺人や人の流血があまり描かれない。宇野氏の言う「コンプライアンス」がその原因の1つだが。
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 よく、「最近の『仮面ライダー』はぬるい!」と言う批判を目(耳)にする。怪人が殺人を犯せば、その怪人への恐怖感が増すから、と言うのが大衆の言い分である。「意味がよう解らん!」と言う人もいるかも知れないが、結局、悪が人々を殺める」と言うのは視聴者には一番解りやすい恐怖の描写なのだ。だって自分達も人間じゃない?もし、現実にこんな怪物がいたら自分達も殺されてしまうかもしれない、と思うと視聴者は恐ろしさを感じるのだ。要するに大衆は『仮面ライダー』で人が死ぬ描写が観たいのだ。嘗ての『仮面ライダー』がそうだったから、と。
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 『アマゾンズ』が評価されるのはストーリーの出来もあれど「人殺しの描写をやってくれるから」と言うのも込み込みであろう。しかも流血沙汰で。血を流して死ぬのは恐ろしい。それを視ると言う行為もまたスリルの一つだね。地上波で放送出来ない血渋きなんかも一緒に魅せる事で更にその恐怖を大きくし、「アマゾン(敵怪人)は恐ろしい!」と言う『仮面ライダー』で味わえるスリルを久々に体験出来たからこそ、『アマゾンズ』は好評なのだろう。

▼最後に

 今回の記事は別に「『仮面ライダー』はもっと人の死を描け!」なんて事を言っているつもりもなければ、そう言う意見をするライダーファンを罵倒しているつもりも毛頭ないので誤解なさらぬようお願い申し上げます。でも明らかに製作陣は視聴者をグロ描写で釣ろうとしてる節があるよね。「視聴者の求めるモノを解っている」とも取れるし「単純に見られている」とも取れるけど。

 それと本記事はあくまで「こうであろう」と言うことを書き連ねただけなので、必ずしもこれらの文が100%正しいと言う保証はこれっぽっちもありませんので予め御了承下さいませ。

 

ではこれにて。

『仮面ライダーエグゼイド』22話「仕組まれたhistory!」感想+考察

▼op?何それ美味しいの?

 『エグゼイド』opテーマ「EXCITE」がopとして機能しなくなってからかれこれ2ヶ月が経過する。まあそろそろ『超スーパーヒーロー大戦』も公開されるし来週辺りには映画仕様opを嫌でも流す事になりそうだけど。何故最近の『エグゼイド』は頑なにop映像を使わないのか?

・新映像を撮る時間が無い
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 「いなくなった貴利矢の枠にパラドが入るのではないか?」という予測(or願望)を幾度目にしたことか…。しかしopが流れなくなったのはパラドクス登場回からである。予定も予算もカツカツなのか、単純に撮るのが面倒臭いだけなのか。まあこれも一応、可能性の一つと言う事で。

・尺を増やす為

 以下、『宇宙船』より『ゴースト』メインライター・福田卓郎の談より一部引用。

――『ゴースト』に関わったことで感じたことはありますか?

福田 展開が早いことですね。端折るべきところは端折って、話をどんどん進めなければならない。しかも毎回バトルシーンがあるので、その間をいかにドラマで埋めるかなんですよ。その中で自分のやりたいことを入れるのは難しいですね。

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 『ゴースト』が批判されるポイントの一つに描写不足がある。チーフPたる高橋一浩曰く、『ゴースト』はとっても設定を凝っていたらしいのだが、如何せん凝りすぎたが為に一年(50話)という尺では収まりきらなかったように思われる。故に散々引っ張って来た謎の種明かしや登場人物の救出や退場の描写があっさりしてしまったのではないだろうか。実は『ゴースト』は言う程伏線回収能力は低くはないんだけどね。その伏線を多くしすぎちゃったんだよね…!てれびくん超バトルDVDにまで重要そうな設定を入れ込んでくるぐらいだしな…!(小説では本編で書ききれなかった設定を書き連ねてくれるらしいけれど)『仮面ライダー』という媒体である以上(というよりニチアサという枠である以上)仮面ライダーを登場させる事がノルマとして存在する為、例えば『ドライブ』最終回でも回想と言う形でメイン3ライダーを映す事となる。

 『エグゼイド』はチーフPも脚本家も違うけど、『ゴースト』のその失敗を解消する為に(二番煎じを起こさない為に)出来るだけ尺を伸ばし、説明不足を極力無くすべく、こう言う手を使っているのかな。実はopカットって18年続いている平成ライダー作品では史上初で(初回や最終回で流さない事はあるけど)こう言う試みは『鎧武』の二話完結廃止のように今後のライダー作品作りの方法の選択肢を一つ増やしたと言う事で、この『エグゼイド』の挑戦が功を奏せば嬉しいね。

以下、『語ろう!555・剣・響鬼』より虚淵玄の談より一部引用

虚淵 やっぱり『鎧武』っていうのは、それはもう本当に実験作でしたし、次の『ドライブ』はまた今までのつくり方に戻るとは聞いてるんですよ。連続ドラマじゃなくて、2話完結スタイルの方向で。

 それが明らかに監督さんたちにとってやりやすいっていうのは、身に染みてわかりましたしね。連続ドラマのスタイルで続けてやることのリスクというか、やりにくさっていうのは明らかにあって。それをデメリットと取るかどうかっていうのは、まさにこの先、つくる人の判断次第ですよね。

 ただ、やってできなくはないよってことは、この1年が証明したことなので、その大変さを引き受けるかどうかっていうのは、先々のプロデューサーさんたち次第ですけど、そこにひとつ選択肢を追加できたなっていうのは、自分なりに大きな価値だったと思います。

 やっぱりこの方法ってダメじゃん、という反省にならずに済んだなって。

▼CRITICAL DEAD !!

 以前、ゲンム ゾンビゲーマーの必殺技(クリティカルエンド、〃デッド)には他のキメワザのようなテロップが挿入されないのがルールなのか、という話をしたのだが、今回遂にそのルールが破られる事となった。
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 遂にレベルXに達したゾンビゲンムの強さを表現してなのかは知らないが、よーく見ると(他のテロップと見比べると)「!」が一つ増えている。参考までに下にいくつか貼っておく。
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 ほらね?今まではビックリマークが一つだけだったのに対し、今回のゲンムのキメワザは「CRITICAL DEAD !!」と2つになっている。まあこれでゾンビゲンムにも漸くテロップが用意されたのか。変なタイミングで入れられるよりもレベルXに進化したこの時期に入れるならその方が丁度良いね。…と、思っていたのだが…?
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 次回の監督は俺ルール持ち疑惑のある山口さんですよ!!

 ゲンムが何かやらかす回は大体この人だから解ってはいたけどね(ゲンム正体バレ回も貴利矢退場回もバガモン撃破回も撮ったのは山口監督!)まあ次回はエグゼイドの新フォームにボコボコにされそうだけど(エグゼイドレベル3にロボッツされる回もパラドクスにオールクリアされる回も撮ったのは山口監督!)今後のゲンムの必殺技にはテロップ出るのかなぁ…?折角このタイミングでテロップを作ったのだから使って欲しい(見せて欲しい)よね。どうかよろしくお願いします山口さん。

▼私の才能が…研究が…唯一価値ある物なんだ…

 元社長…もとい黎斗の悪行の動機は嫉妬からだったんだね。一通の手紙に記されていたのは、黎斗が考え付かなかったゲームアイデアの数々。成程、クリスマス回で永夢が患者に話した「一人で新しいゲームのアイデアを考えたりしていた」と言う過去がこう繋がったか。自分の才能が頂点とは限らない。上には上がいる、と言う事さな。PPPPが彼がガシャットを製作出来る事を「ズルい!それってアイツの特権じゃん!」と言っていたけれど、きっと自分の目の前でマイティブラザーズXXガシャットが誕生した時は発狂モンだっただろうね。自分が妬んでいた張本人が自分のアイデアではないガシャットを完成させたのだから。プライド高い黎斗にとって、軽侮されたような気持ちになったのだろう。
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 次回の展開的に恐らくあのガシャットを完全な物に仕上げるのは永夢になりそうね。まだ黎斗はやられなさそうだけど、自身を"神"とまで称していた自分以外の人間、即ち、ガシャットの素体を作った小星作、貴利矢の遺品から取得したデータで完成を試みる鏡飛彩花家大我、そしてガシャットを完璧な物にする宝条永夢によって完成する"黎斗が全く関与していないゲーム"で倒される、と言う皮肉且つ無様な展開は『鎧武』に於ける戦極凌馬の散り様に通ずるモノがある。彼もロード・バロンと言う自分の研究を全否定された未知の存在にズタボロにされた哀れな人物である。
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 ↑シャフ度かな?今後の黎斗はどうなるのか…。黎斗は幻夢コーポレーションに戻り、そこで緑色のガシャットを持っていたけれど、要はあれに『仮面ライダークロニクル』のデータが入るのかな。2クール目「永夢の秘密編」も残すところ後2話にまで到達したが、粗方、3クール目は「仮面ライダークロニクル編」と言ったところか。ここから本格的に黎斗の野望が動き出しそうね。それにしてもこの展開…最終回近くでも可笑しくない盛上りだな…!ニコちゃんも「ラスボス登場って感じ」なんて言ってたし…!

 

ではこれにて。